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件の自宅兼造船所の入り口に所在なさげな少年がいた。
民族衣装をまとっている。う、耳たぶに大きな穴。これは正真のマサイ族。 危ない、危険だ。写真を撮ろうものなら腰のナイフか、手に持つ槍で襲ってくる。現地人も恐れてマサイには近づかない。 アフリカ南部ではこのマサイ族とブッシュマン(未出会)が伝統を守り独自の文化で生活している。 意外な事だがアフリカ南部にはいわゆる土人という人たちは極々少数。観光土人はいても本物には会えない。 ところが本物の土人(ちょっと違うな、ニュアンスが)であるマサイは街をうろつく。 マサイは背が高く、ケニアとタンザニアの両国にまたがりキリマンジャロ周辺に展開しつつ、西洋の衣装(洋服の事)は一切まとわず、国家帰属意識もないという。国の自治とは全く関係なく生きている。戦士に当たる階級は武器を持つ。 元々国境を持たない遊牧民で狩りや牧畜以外は働かず、主に女が働くという。1人~2-3人で行動し笑顔は見せない。しかし生活の糧のため家のガードなどの仕事に就いている。時代に流されてか、自然公園のガイドもいるという。 場合によっては容赦なく相手を殺す現代の戦士。警察沙汰にもならないそうだ。いつも男だけ。マサイの女は村で待つ。 夏のキリマンジャロ。ケニアとタンザニアの両国にまたがる。この麓周辺にマサイの村が散在すると聞く。 彼はほとんど口をきかない。 参考写真資料:サバンナのマサイ
by sa55t
| 2009-04-03 03:03
| 旅
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