<
ハイ、大げさでした。
でもね、BW専門家(パパのことね)から云わせてもらうと色つきの絵から彩度落としてBW化したものは当然ながらBWといえないように、白黒グレーで表現された絵もBWじゃないんです。 カラーの方には分からないとは思いますが、カラー写真に対峙するものがBWではないのです。 彩度のない写真はBWに見えますが、これはBW写真の総称的な絵であってモノクロ写真はここから細分化されていくわけです。 いろいろなモノクロ写真がありますが、パパがやっていたものはいわゆるファインプリントという領域で、これを初めてしまうと写真を見なくなって、こと「写真」という観点からは弊害あって一利なしというのがその結論かな。 もう意識はどんな粒子に仕上げるか、部分の階調がどうのすべてを規定照度差内に納める撮影方法やネガ現像方法と、写真自体からはどんどん離れた方向に行っていたと思います。もうプリント命ですからネガはきれいであれば何でも良い。あげくに自分で100点と思うプリントも、普通の人たちに見せると(当然プリントのことは分かりませんので)絵自体の評価となり、「つまらない写真」と烙印を押されることになります。反対にプリント関係者に見せるとすんげーとかなるわけで、自分でも何をやっているのか分からない不明の迷路を何年もさまようことになります。 まあ、長い長いネガ粒子との格闘でありました。そして輝かしい白、深淵の黒、シルクのグレーのグラデーションを求める旅は続いていきました。 以下次号(っていつ?) 注:「BW専門家」=カラー写真を撮ったことの無い人及び、プリント馬鹿の総称。(ウィキペケディア)
by sa55t
| 2008-09-11 01:11
| プリント
|
ファン申請 |
||