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パパが人を、本格的に人を撮るようになったのはずいぶん前
それもなんと遺体の撮影からが始まり。 ある朝ババが飛び込んできて、そのころ同居していた、そうお前達のヒーババに当たる ババのお母さんがある朝冷たくなっていた事を告げられた。 昨日までは普通に皆で食事をし、普通に寝室に戻っていたヒーババ。静かな大往生、92だったか。 ババに起こされ、何をしたか。GS645にフィルムを詰め遺体をあちこちから3本一気に撮った。 そのとき思った、まず近隣の人から何かをフィルムに残しておかなければと。 ヒーババの写真なんて、家族の写真なんてそれまでほとんど撮ったことが無かった。 先日の帰国時ジジから頼まれた、遺影を撮ってくれと。 バック紙もパラソルもストロボ一式も深くに片づけてすぐには出せない。 仕方なくその辺で撮る。 本人は真剣そのもの。洋服を着替え撮影に望む。 こちらは遺影なんてまだまだと思っている(思いたい)からちゃんと撮っている振りをした。 死を自覚している覚悟のじじ、まだ逝ってもらっては困ると適当にでも普段通りにシャッターを切るパパ。 不協和音のイットキ。 今度ちゃんと撮るから、ジジ、長生きして下さい。 でも遺影はちゃんと撮ろうね。スナップの業者バック抜きはやめよう。
by sa55t
| 2008-02-21 02:07
| 日本
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