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ウトウトと初夏の木漏れ日の中で本を読む。
宮部みゆきと志水辰夫 「火車」と「ラストドリーム」 火車。ローン地獄の怖さ、犯人も被害者も出てこない怖さ。 宮部の中でも一二を争う面白さ。「燔祭」や「クロスファイア」の 青田淳子のような孤独な主人公は相通ずるものがあり、そんな孤独な犯罪に時間をわすれる。 ラストドリーム。相変わらずの志水節だが老境に入った志水が事件性も無く淡々と話を進める中に「餓えて狼」「背いて故郷」「行きずりの街」のスピード感はなお健在。 事件になりそうでならなくて、老獪な大人のミステリー。
by sa55t
| 2007-09-25 04:21
| 本
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